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2006年08月31日

乾燥肌のしくみ

乾燥肌と皮膚のしくみ

乾燥肌とはお肌の潤いが失われた状態のことです。別名ドライスキンとも呼ばれています。

この「お肌のうるおい」というのは化粧品の宣伝文句などでよく聞きますが、実際はどういったものなのでしょうか?

皮膚は皮下組織、真皮、表皮の3層から成り立っています。真皮層で生成された皮膚は徐々に表面に押し上げられ、皮膚の外側部分である表皮となります。

表皮の一番外側の部分は角質層と呼ばれますが、この層は20ミクロンほどの薄い層で外からの刺激を守ると同時に、体内の水分を逃がさないようなバリア機能があります。

通常この表皮には10〜20%の水分を含み、保湿の働きがあります。この保湿に問題がでてくると、角質層が不規則になってしまい、カサカサの乾燥肌となってしまうのです。

乾燥肌と天然保湿因子(NMF)

乾燥肌の原因には様々ですが(参考→乾燥肌の原因)、乾燥肌には天然保湿因子(NMF:ナチュラル・モイスチャライジング・ファクター)が大きく関わっています。

この天然保湿因子(NMF)は表皮の外側部分の角質層に含まれ、表皮の保湿機能を担っています。

天然保湿因子(NMF)は主にアミノ酸類、乳酸、尿素、クエン酸塩などで構成されており、その保水力に優れた性質で角質間の水分を保持する働きがあります。

乾燥肌の人の場合、外気の乾燥や洗顔などによって、角質層の脂分が減少し、天然保湿因子(NMF)の機能が低下して肌の保水力・うるおいが失われてしまうのです。

2006年08月30日

ヒアルロン酸・低分子ヒアルロン酸と乾燥肌

ヒアルロン酸と乾燥肌

ヒアルロン酸は保湿力が高い成分で有名です。豊胸やしみ・しわ改善の美容整形でも使用されています。

ヒアルロン酸には細胞と細胞の間で水分を保持する働きがあります。もともと体内にある成分ですが、加齢とともに体内のヒアルロン酸は減少します。そのためヒアルロン酸を補給することは乾燥肌対策として効果的です。

化粧品などでもヒアルロン酸を含む保湿性の高い化粧水やクリーム、乳液などがあります。

ヒアルロン酸の1日の摂取量の目安は1日250mg〜400mg程度といわれていますが、普段食べるような食物にあまり含まれていないため、サプリメントなどを利用して、ヒアルロン酸を補う人が増えています。

低分子ヒアルロン酸と乾燥肌

低分子ヒアルロン酸とはその名の通り分子量を小さくしたヒアルロン酸のことです。

人の皮膚は分子量が3000以下のものでないと体内に通りにくくなっています。

ヒアルロン酸の分子量は100万〜800万程度なので、通常のヒアルロン酸では吸収されにくくなるため、化粧品やサプリメントなどでは分子量を小さくした低分子ヒアルロン酸が増えています。

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コラーゲンと乾燥肌

コラーゲンと乾燥肌

コラーゲンとは、たんぱく質の一つで、アミノ酸が多数結合してできたものです。コラーゲンは皮膚をはじめ筋肉や内臓、骨、目、髪、爪といった体のいたるところに含まれている成分で、全体重の5%程となっています。皮膚の生成部分でもある真皮では70%がコラーゲンです。

コラーゲンには、主に細胞同士をつなぎとめる働きがありますが、保水機能や新陳代謝の活性化、栄養補給や老廃物除去などの役目もあり、お肌への関わりも大きい成分です。

コラーゲンが不足すると、保水力を失い、乾燥肌になりがちです。

またコラーゲンは老化とも深い関わりがあり、コラーゲンが不足することで、乾燥肌だけでなくしみ・しわが増え、関節痛などの症状が起こりやすくなります。

コラーゲンを含む食品

コラーゲンといえばフカヒレを思い出す人も多いのではないでしょうか。フカヒレには良質なコラーゲンが多く含まれており、美容・美肌にも効果的です。

他にも豚足、牛スジ、魚の尾や頭などドロっとした部分に多く含まれる成分です。

水に溶けやすい性質があるため、フカヒレのようにスープなどで調理するとよいでしょう。またコラーゲンはサプリメントでもありますので、普段の食生活でコラーゲンが不足しがちな人はサプリメントで補給することで、乾燥肌対策をするといいでしょう。

ビタミンCと乾燥肌

 

ビタミンCと乾燥肌

ビタミンCは、みかんなどの柑橘系の果物や緑黄色野菜に多く含まれる水溶性のビタミンです。

ビタミンCには、乾燥肌にも効果的なコラーゲンの生成や抗酸化作用、メラニン色素の生成を抑える、鉄や銅の吸収を助けるなどの働きがあります。

乾燥肌などお肌のトラブルにも大きく関わっていて、ビタミンCが不足すると、しみ・そばかすが増えたり、日焼けによる肌への負担が大きくなったりします。

また乾燥肌などお肌への効果に関しては、食物などから吸収するよりも、皮膚から直接吸収させる方が効果が高いといわれています。

ビタミンCの摂取量

ビタミンCの1日の摂取量の目安はを成人100mg、妊婦110mg、授乳婦140mgとされていますが、タバコを数を1本あたり25〜100mg程度のビタミンCが壊れてしまいますので、乾燥肌の人で喫煙する人はより多めにビタミンCを摂取するように心がけましょう。

ビタミンCを多く含む食品としては、みかん、レモン、アセロラ、いちご、緑茶、赤ピーマン、キャベツ、ブロッコリー、パセリ、グアバ、さつまいもなどがあります。

乾燥肌の原因

乾燥肌の原因は様々です。もちろん乾燥肌になりやすい体質もありますが、乾燥肌の原因として大きく4つ考えられますので、簡単に説明します。

乾燥肌の原因1 気温・湿度

乾燥肌のトラブルは冬に多く見られます。これは外気の気温が下がってしまうことで湿度も下がり、乾燥してしまうためです。空気が乾燥すると、皮膚の表面の角質層に含まれる水分も蒸発しやすくなり、乾燥肌になりやすくなります。

夏でもクーラーで過剰に除湿してしまうと乾燥肌の症状がでてしまう場合もありますので乾燥肌対策として湿度をチェックしながらクーラーを利用するようにしましょう。

乾燥肌の原因2 加齢・老化

乾燥肌はヒアルロン酸やコラーゲンが不足することでも起こります。ヒアルロン酸やコラーゲンはもともと体内にある成分ですが、歳をとるにつれて減少していきます。また老化による代謝機能の低下の影響もあり、そのため加齢・老化によって乾燥肌の体質になってしまうのです。


乾燥肌の原因3 生活習慣

食事やストレス、睡眠不足でも乾燥肌になってしまいます。食事で十分な栄養、特に乾燥肌に関わりの深いビタミンCやヒアルロン酸、コラーゲンといった成分が不足すると乾燥肌になりがちです。

またストレスや睡眠不足によってホルモンバランスが崩れてしまうと、肌の細胞に栄養がうまく行き届かずに新しい皮膚が生成されにくくなるため乾燥肌になってしまう場合があります。

乾燥肌の原因4 スキンケア

最後にスキンケアも重要です。化粧や洗顔などといったスキンケアは本来お肌のケアのためにやるのですが、化粧品に含まれる成分や洗顔のしすぎなどによって皮膚の角質層の脂分が減少すると肌の水分が蒸発し乾燥肌になってしまいます。

乾燥肌の体質の人は保湿効果の高い化粧品や洗顔用品を選ぶようにしましょう。

乾燥肌とかゆみ

乾燥肌による「かゆみ」

乾燥肌の人は皮膚が乾燥してくるとかゆみの症状が出てくる場合があります。

なぜ乾燥肌は「かゆみ」をともなうのでしょうか?

乾燥肌では肌が乾燥し、角質層の重なり具合が不均等になり、はがれやすくなります。そのため乾燥肌では、角質層の下にある知覚神経が外からの刺激を受けやすくなってしまい、その刺激が「かゆみ」となってしまうと考えられています。

乾燥肌のかゆみ対策

よく乾燥肌の人の肌がかゆみのために皮膚を掻き、肌の表面が傷つき白っぽくなっていることがありますが、白っぽくなるのは角質層が剥がれ落ちているためです。

乾燥肌のかゆみを我慢できずに掻いてしまうと、角質層がさらに傷つき、はがれてしまい、さらに外からの刺激を受けやすくなります。

そうすると乾燥肌のかゆみの症状はよけいに悪化してしまい、かゆみが増してしまいます。

乾燥肌によるかゆみを我慢することが一番ですが、どうしても掻きたい場合は角質層を傷つけないようになでるように掻くようにしましょう。

あとは十分な保湿対策が大切です。特に入浴後は体が温まり、皮膚の表面から水分がどんどん蒸発していきますので、入浴後すぐに保湿用の化粧水や乳液でケアするとよいでしょう。

乾燥肌と敏感肌

乾燥肌と敏感肌の症状

乾燥肌敏感肌はよく混同されがちです。実際に乾燥肌の人には敏感肌の人も多いようです。しかし厳密にいうと、乾燥肌と敏感肌には違いがあります。乾燥肌の人が必ずしも敏感肌であるとは限りません。ここでは敏感肌と乾燥肌の違いについて簡単に説明していきます。

乾燥肌は外気の乾燥によって、肌の水分が失われ、お肌の角質層が乱れてしまうなどの肌荒れの症状がおこります。

それに対して敏感肌とは、皮膚の角質層によるバリア機能が低下することで、通常反応しないような物質や刺激に対して過敏に反応してしまう肌のことです。

乾燥肌と同じように「かゆみ」の症状があり、ひどいばあいは、かぶれなどの炎症を起こしてしまいます

乾燥肌と敏感肌の違い

乾燥肌は体質や気温・湿度、加齢・老化、スキンケアなどが原因で皮膚の保湿機能が弱まってしまい肌が乾燥します。

それに対して敏感肌の場合は、アレルギーなど遺伝的な体質が主な原因であるといわれています。

普通の人が反応しないような物質や刺激に対して過剰に反応するのはアトピーなどのアレルギー症状と同じです。

そのため乾燥肌の人が主に保湿ケアが大切なのに対し、敏感肌の人の場合は使用しているシャンプーや化粧品などの成分に注意したり、日常生活で肌を傷つけないようなスキンケアが大事になってきます。

乾燥肌とアトピー

アトピーによる乾燥肌

近年アトピーの人が増えていますが、アトピーで乾燥肌だという場合がよくあります。

アトピーの原因は遺伝的なアレルギー体質によるもの、洗剤やシャンプーなどの刺激性化学物質によるものなど様々です。

アトピーは敏感肌と同じように免疫機能が低下してしまうことで、通常は反応しないような物質(アレルゲン:アレルギー反応を引き起こす物質)に対して過剰に反応し炎症やかゆみ、肌荒れなどの症状を引き起こしてしまいます。

アトピーでは皮膚の角質層でバリア機能が弱まり、保湿力が失われ、乾燥肌になりやすい状況になってしまいます。

アトピーで乾燥肌の症状をもつ人が多いのはそのためです。

アトピーによる乾燥肌の対策

アトピーの場合はアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)は人それぞれですが、一般的に合成界面活性剤のような刺激性の強い化学物質を含む化粧品やシャンプー、石鹸、洗剤などを使用すると症状が悪化しやすくなります。

乾燥肌のように保湿を主に注意すればよいだけでなく、日々使用する日用品にも注意が必要です。

乾燥肌体質でアトピーの場合は、保湿ケアを丁寧に行うことで乾燥肌のかゆみによって皮膚を傷つけないことも大切です。

乾燥肌の予防対策

乾燥肌予防ための保湿対策

乾燥肌の予防対策として何といっても重要なのは保湿です。

乾燥肌は空気が乾燥することで症状が出ますので、室内の湿度の管理も大切です。夏の場合はエアコンを利用する人も多いと思いますが、エアコンを長時間使用すると室内の空気が乾燥してしまいますので注意しましょう。

また、乾燥肌体質の人は化粧水・乳液・クリームなどの保湿剤で日頃からスキンケアするように心がけましょう。入浴についてはこちらを参考にしてください。
乾燥肌対策の入浴

乾燥肌予防ための生活改善

乾燥肌は体質など個人差があり原因も様々ですが、生活習慣の乱れによって皮膚の新陳代謝機能が弱まり、そして角質層でのバリア機能が低下し乾燥肌になる場合が多くあります。

例えば睡眠不足によって肌が荒れる、乾燥肌の症状が出るというのはよくありますが、これは睡眠時に皮膚が新陳代謝を行っているためです。睡眠が不足すると新しい皮膚の生成ができず、肌が荒れ、乾燥するようになります。

乾燥肌に限らず、栄養バランスのよい食事をとり、十分な睡眠、適度な運動といった規則正しい生活習慣が最も大事でしょう。

冬と夏の乾燥肌対策

冬の乾燥肌対策

冬は気温が下がり、湿度が低くなります。空気が乾燥するのが一番の問題ですが、気温が下がることで体内の代謝機能が弱まり、血液循環が悪くなってしまうことも、乾燥肌へ拍車をかける要因です。

乾燥肌体質の人は冬になると、「しもやけ」や「あかぎれ」など乾燥肌の症状が悪化してしまうことがありますので、冬の保湿対策は念入りに行うようにしましょう。

保湿のためのスキンケアは入浴後に行うことが多いと思いますが、入浴後にすぐ保湿剤を塗らないと入用で温まった肌から水分が蒸発し、乾燥肌の症状がでやすくなってしまいますので注意しましょう。

冬だけでない乾燥肌対策

乾燥肌というと冬をイメージしますが、夏でも乾燥肌は起こります

夏に起こる乾燥肌の一番の原因はエアコンです。クーラーや除湿によって部屋の気温・湿度が下がると、乾燥肌になりやすくなります。

また夏の場合は日差しが強いため、紫外線によって「ターンオーバー」と呼ばれる皮膚の生成の周期が乱され、新陳代謝や保湿機能がうまく働かず乾燥肌になる場合があります。

夏は汗をかき、肌が潤っている感じがしますが、安心せずにしっかりと乾燥肌対策をしましょう。

サプリメントで乾燥肌対策

乾燥肌対策に限らず、最近ではサプリメントを利用する人は増えています。以前はビタミン系のものが主でしたが、種類も豊富になっています。

現代の食生活は豊かになり、栄養も豊富になっていますが、同時に忙しさのあまり食生活が不規則になったり、変色のため栄養が偏ってしまいがちです。

そういった場合には不足した栄養分をサプリメントで補給するのもよいでしょう。

乾燥肌などの肌荒れに効果のある成分としては、ビタミンB2、B6、βカロテン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、セラミドなどがあります。たくさんの成分がありますので、普段の食生活で不足しがちなものを選んで利用するとよいでしょう。

また乾燥肌対策として効果的なヒアルロン酸やなどは通常の食事では摂取しにくい成分ですのでサプリメント補強は効果的です。

乾燥肌に効果的な栄養分については下記の記事にまとめていますので参考にしてください。
 →ヒアルロン酸・低分子ヒアルロン酸と乾燥肌
 →コラーゲンと乾燥肌
 →ビタミンCと乾燥肌
 →尿素・イソフラボンと乾燥肌

赤ちゃん・子どもの乾燥肌対策

赤ちゃん・子どもと乾燥肌

乾燥肌を引き起こす原因のひとつに体内のコラーゲンやヒアルロン酸不足がありますが、これらの成分は加齢とともに減少します。

そういう点では赤ちゃんの・子どもの場合はヒアルロン酸・コラーゲンが体内に豊富にあり、通常は肌が潤っているものです。

ただ子ども、特に赤ちゃんの場合は大人に比べて皮膚が薄く、免疫機能も弱いため、外からの刺激ですぐに肌が荒れてしまうことがあります。肌荒れによって皮膚の角質層のバリア機能が弱まってしまうと乾燥肌の症状が出る場合もあります。

赤ちゃん・子どもの乾燥肌対策

赤ちゃん・子どもで乾燥肌の場合は、過剰なスキンケアによって皮膚の脂分が洗い落とされ乾燥肌になる場合が多いので、お肌を清潔にするのは大切ですが洗いすぎたりしないように注意が必要です。

乾燥肌がひどい場合は、入浴後にベビーオイルなどで保湿対策をするのがよいでしょう。

また赤ちゃんや乳幼児の場合は、皮脂(肌の脂分)が少ないため、空気の乾燥によって乾燥肌になってしまう場合もありますので部屋の湿度管理には注意しましょう。

乾燥肌対策と便秘

便秘が原因の乾燥肌などの肌荒れ

便秘乾燥肌やにきび、吹き出物などの肌荒れの原因となります。

もともと排便というのは体で不必要になったものを排泄するものです。便秘になり排泄がうまくいかないと、体のなかに不要なものが溜まってしまいます。

そうすると体はなんとかそれを外に出そうとし、その影響が皮膚へと出てくるのです。

便秘になるとにきび・吹き出物の症状が出るといわれますが、そういった肌への負担によって皮膚の生成のメカニズムがおかしくなり、乾燥肌になる人もいます。

便秘を解消するだけで、乾燥肌などの肌荒れが改善するのはそのためです。

便秘解消による乾燥肌対策

便秘の解消にはよくいわれるように「適度な運動」と「繊維質の多い食事」が効果的です。便秘の場合は、体内に不要物が溜まり、血液の循環が悪くなっているので、運動して循環をよくすることは大切です。

繊維質の多い食べ物としては、

・イモ類(さつまいも、さといも)
・野菜類(キャベツ、ピーマン、白菜、なす、もやし、ごぼう、人参、大根)
・穀類(麦飯、コーンフレーク、オートミール)
・豆類(大豆、小豆、おから、納豆)、
・果実類(みかん、オレンジ、乾燥プラム、パイナップル、あんず)
・きのこ類(しいたけ、しめじ、えのき)

などがありますので参考にしてください。

どうしても必要な場合は便秘薬を利用するのもよいでしょう。

便秘を早めに改善して、しっかりと乾燥肌対策しましょう。

乾燥肌改善と睡眠

仕事などで夜更かしが続いたり、寝不足になったりすると肌が荒れるということはよくあります。ここでは睡眠乾燥肌についてまとめています。

乾燥肌と睡眠

乾燥肌 睡眠睡眠は健康にとって大切ですが、お肌にとっても大変重要です。

特に夜の20時〜2時の間は「お肌のゴールデンタイム」と呼ばれ、他の体の機能が休んでいる間に新しい肌を再生していきます。

睡眠不足になったり、夜更かしが続いてしまうと、この肌の再生がうまくできずに、カサカサと乾燥した古い角質層が残ったままになってしまいます。寝不足の朝、化粧ののりが悪いというのはこのためです。

また睡眠不足になると自律神経が乱れ、ホルモンバランスが崩れてしまいます。ホルモンバランスが崩れると肌への栄養補給がうまく行き届かず、乾燥肌になりやすくなります。

せっかく乾燥肌によい成分を摂取したとしても、それがうまく肌に行き届かなければ意味がありません。

いろいろな乾燥肌対策をすることも大事ですが、乾燥肌のような肌荒れがひどいなと感じたら、まずはきちんと睡眠をとって肌が再生できる環境をつくってあげることです。

乾燥肌対策のための洗顔方法

乾燥肌と洗顔

乾燥肌の人は洗顔後によく顔の肌がつっぱるといいます。肌がつっぱるのは、皮膚の脂分や水分が洗い流され、乾燥してしまうためです。

そのため乾燥肌の人は洗顔方法に注意する必要があります。

まず使用する洗顔料ですが、クリーム状のものはすすいでも皮膚表面に残りやすく、それが元で肌荒れになってしまいやすいので、乾燥肌の人は固形石けんのタイプの方がよいでしょう。

また洗顔料やクレンジングには脂分を落としやすくするために、合成界面活性剤を使用しているものもありますが、その場合も残留し肌荒れの原因となりますので注意しましょう。

乾燥肌の場合のすすぎに関しては、お湯だと乾燥がひどくなるので、温度の低いぬるま湯ですすぐようにしましょう。

乾燥肌のクレンジング

洗顔とあわせてクレンジングでも乾燥肌の人は注意が必要です。

クレンジングが不十分だとメイク汚れが肌に残り、肌荒れや乾燥肌の原因にもなります。

クレンジングには乳液タイプとオイルタイプがありますが、乾燥肌の人は乾燥のしにくい乳液タイプの方がよいでしょう。

化粧・メイクは女性には不可欠かもしれませんが、肌にとっては負担になります。なるべく早めに洗顔やクレンジングすることで肌に休養を与えることが大事です。一般的にお肌には10時間程度の休養が必要といわれていますので目安にしてください。

化粧水・乳液・クリームで乾燥肌スキンケア

乾燥肌対策としての化粧品の選び方

乾燥肌の人は、皮膚の表皮にある角質層が乱れ、肌の水分(潤い)を維持できない状態になっています。そのため化粧品も肌に負担がかからないものを選ぶ必要があります。

化粧品にも化粧水や乳液、洗顔クリーム、ファンデーション、美容液、クレンジングなどなど数えればきりがないほどの種類がありますが、乾燥肌の人はまず「保湿」を重視した化粧品選びを心がけるようにしましょう。

また化粧品によっては、合成界面活性剤や着色料、香料など肌に刺激を与える成分を含んだものがあります。乾燥肌はただでさえ、刺激を受けやすくなっていますのでこういった刺激性の成分を含む化粧品は避けたほうがよいでしょう。

最近では無添加の化粧品もたくさんでていますので、そういったものを試しに使用してみるのもいいと思います。ただ無添加とはいっても「着色料無添加」や「香料無添加」といった部分的な無添加にとどまっている無添加化粧品もありますので注意しましょう。

化粧水・乳液・クリームによる乾燥肌スキンケア

乾燥肌の場合、保湿が何よりも大切です。

保湿用品には化粧水や乳液、クリームなど様々ですが、乾燥肌タイプには乳液が最も効果的なようです。ただこれには個人差がありますので、いろいろ試してみるといいでしょう。

また乾燥肌対策として保湿剤を塗る場合は、入浴後の肌が潤っているときに行うようにしましょう。入浴後時間がたってしまうと、逆に皮膚の水分が蒸発し乾燥肌が進行してしまいますので、できる限りすぐに保湿を行うとよいでしょう。

皮膚科・医療薬による乾燥肌の治療

乾燥肌による肌荒れやかゆみの症状がひどい場合は、通常のスキンケア以外に皮膚科での治療を受ける場合があります。

乾燥肌は症状が悪化すると、リンパ腺が腫れ、発熱を伴うようになります。

普段の保湿対策・乾燥肌対策で変化がない、あるいは症状がひどくなっている場合は早めに皮膚科での診察を受けるとよいでしょう。

皮膚科では診察後に乾燥肌による肌荒れのための薬が処方されますが、処方される薬の種類は大きくわけて4タイプあります。

▼保湿外用剤
乾燥肌によるかゆみを抑えると同時に、保湿の効果があります。主な保湿外用剤として尿素軟膏や白色ワセリン、MPS軟膏などがあります。

▼ステロイド外用剤
アトピー性皮膚炎によくしようされる医療薬ですが、湿疹などの炎症の症状をやわらげます。ただ、ステロイドに関しては賛否両論ありますので、様子を見ながら使用するのがよいでしょう。

▼非ステロイド外用剤
主に顔や首筋などの炎症に用いる医療薬です。

▼抗ヒスタミン剤
乾燥肌の場合はかゆみを伴いますが、抗ヒスタミン剤はそういった強いかゆみを抑える働きがあります。

乾燥肌対策の入浴

乾燥肌対策として入浴の温度

乾燥肌対策として入浴でまず気をつけなければならない点は温度です。

熱いお湯だと皮膚の温度が急激に上がり、乾燥肌によるかゆみが増してしまいます。入浴時の温度はぬるま湯にして、あまり長時間入らないように心がけましょう。

また保温効果のある入浴剤も体温を上げかゆみが増す原因になりますので注意しましょう。

入浴剤も香りの強いものや色付きのものは香料や着色料が使われている場合が多く、刺激性でお肌への負担が大きくなりますので、乾燥肌の人は気を付けてください。

乾燥肌対策として入浴で注意する点

入浴時に体をこする場合も注意が必要です。乾燥肌の人は角質層が弱っていますので、目の粗いナイロンタオルなどでこすると角質層が剥がれ落ち、さらに乾燥しやすくなります。

乾燥肌の人が体を洗う場合は、柔らかい木綿製のタオルでやさしくなでるようにこするのがいいでしょう。

またボディーシャンプーや石鹸、シャンプーなども刺激性の強いものは避け、少量で使うようにし、体の洗い残しがないように気をつけましょう。

女性の場合は入浴時にムダ毛処理する人も多いと思いますが、かみそりを使用すると角質層を無理にはがすことにもなるので、どうしても必要な場合はあまり深剃りしすぎないよう注意しましょう。

入浴後は、角質層の細胞が水分を含み柔らかい状態になっていますので、すぐに化粧水などでの保湿対策をするとよいでしょう。

乾燥肌改善のための食事

乾燥肌対策というと保湿対策が一番なのですが、普段の食生活を改善することでも乾燥肌対策はできます。

栄養バランスのよい食事をとることはいうまでもありませんが、乾燥肌にとっていいのは辛い発汗作用のある食べ物です。

辛い食べ物をとることで発汗作用が促されると自然と肌に水分がいきわたり、保湿効果もでてきます。また新陳代謝も活発になるので、古い弱った乾燥肌の角質層が潤いのある新しい肌に生まれ変わります。

辛い食べ物としては、唐辛子やコショウ、チリソース、カレー粉などの香辛料をつかった料理がいいでしょう。

またサバやイワシといった魚類に多く含まれる「不飽和脂肪酸」は保湿効果の高く、乾燥肌対策に効果があります。

当然ながらビタミンも不可欠です。春菊や小松菜などに含まれるビタミンAやほうれん草やさつまいもに含まれるビタミンB2、血液循環をよくするビタミンE、美容効果の高いビタミンCなどバランスよく摂取するように心がけましょう。

尿素・イソフラボンと乾燥肌

尿素と乾燥肌

尿素というのは尿中にあるもので抗菌作用がある成分ですが、乾燥肌とも関わりがあります。

尿素にはお肌の角質層で保湿力を高める作用があり、また乾燥肌のかゆみを抑える働きもあります。

乾燥肌用の塗り薬にも尿素を含むものがありますが、尿素の効果を維持する時間は短いものなので定期的に塗る必要があります。

イソフラボンと乾燥肌

イソフラボンは、大豆胚芽に特に多く含まれるフラボノイドの一種で、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする成分です。

更年期障害や骨粗鬆症に対して効果があるといわれていますが、保湿力を高める働きもあるため乾燥肌に対しても効果的です。

2006年08月29日

相互リンクについて・お問合せ・免責事項

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【サイト名】 乾燥肌対策
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【サイト紹介文】 乾燥肌・敏感肌の原因や改善法・スキンケアについて解説

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2006年08月01日

乾燥肌かどうかをチェック

乾燥肌かな?と思ったら以下の項目をチェックしてみましょう。ほとんど当てはまる人は乾燥肌の可能性が高いです。

また当てはまる項目が少なくても「乾燥肌予備軍」である可能性もあります。特に女性は乾燥肌になりやすいので、普段から乾燥肌対策を心がけましょう。

<乾燥肌チェックリスト>

 □ 洗顔後に肌がつっぱる
 □ 入浴後に肌がかゆくなる
 □ (掻いたりすると)皮膚に白い粉がふきだしやすい
 □ 汗をかきにくい体質
 □ クーラー・エアコンをよく利用する
 □ 寒い日に体をあたためるとかゆくなる
 □ 化粧水がしみるときがある
 □ 唇が乾燥しやすい
 □ 指先が乾燥してビニール袋が開けにくい
 □ 色白である
 □ 洗顔の回数が多い
 □ 肌がカサカサ・ザラザラしている
 □ しわが多い

乾燥肌チェックリストが3つ以上だとすでに乾燥肌予備軍と考えられます。また6つ以上だと乾燥肌体質だと思っていいでしょう。

「汗をかきにくい体質」など自分ではどうすることもできないものもありますが、エアコンなどの室内の空気調整など自己管理で対処できるものもありますので、乾燥肌かなと思う方はしっかりと対策していきましょう。